どうも、海馬(@Transtier)です。
怒りは人間だけではなく、野生動物にも自然と備わっている感情です。しかし、怒りの感情を表に出すことによって後悔する人は多いですよね。それゆえ、僕を含めてアンガーマネジメントを学びたいと考えている人は多いかと思います。
アンガーマネジメントによる怒りのコントロールというのは、怒りを無理やり押さえ込もうとするようなものではありません。やはり自然な感情である以上、無理に押さえ込もうとすれば必ず歪みが生じ、どこかで暴発してしまうかもしれないからです。
そこで、今回はアンガーマネジメントを身につけることによってどのような効果があるのかを学び、モチベーションを上げていきたいと思います。
目次
怒りに振り回されない人生が手に入る
怒りのエネルギーは凄まじい
喜怒哀楽の中でも、怒りのエネルギーというのは凄まじいですよね。怒りは第二次感情であり、氷山の一角であると以前に学びました。怒りという感情の裏には、不安や恐怖、嫉妬などといったマイナスな感情が渦巻いています。
だからこそ、ひとたび怒りとなって表出した時、その人自身を飲み込んでしまうほど強力なエネルギーとなってしまうんですよね。「つい、カッとなって」という言葉があるように、普段は温厚と思われている人が豹変し、時には犯罪行為に手を染めてしまうこともあります。
それくらい、怒りというのは強いエネルギーを持った感情ということをまず理解しておきましょう。反骨心や負けず嫌いというようにいいエネルギーに昇華できればいいですが、一歩間違えば人生を狂わせるほどの感情だということです。
▼第二次感情としての怒りに関しての話は以下の記事に詳しく書いていますのであわせてどうぞ!
関連記事: 【顕在意識と潜在意識の関係】怒りは第二次感情|怒りの裏に隠れているマイナスな感情
自分の人生に集中できる
それほど強力なエネルギーを秘めた感情であるので、多くの人は怒りの感情に飲まれないように注意しているかと思います。しかし、「こんなことで怒ってはいけない」とか「あの人とはもう関わりたくない」というように、怒りの感情にとらわれてしまうと、それだけで多くのエネルギーを消費させてしまいます。
怒りに振り回されていると、本来自分がやりたいと思っていることに集中できませんよね。アンガーマネジメントを習得し、怒りをコントロールできるようになると、自分が関わりたいことと関わらなくてよいこととの線引きができるようになります。
そうすることで自分を悩ませるような煩わしいことが減り、ささいなできごとに過剰反応して怒りを感じることが少なくなります。つまり、自分の人生に集中できる、ということですね。
怒りっぽい人は敵が増える
怒りは防衛感情
怒りは野生動物にも備わっている自然な感情だと以前に学びました。自分や自分の大切なものが危険にさらされていると感じた時、動物は闘争・逃走反応によって生き延びるために闘うのか、生き延びるために逃げるのかという反応をします。
野生動物にとって防衛感情というのは、副腎髄質からアドレナリンを放出し、体を臨戦態勢にするために必要な感情です。しかし、人間は社会生活を営む上で、命の危険に晒されるようなことはあまりありませんよね。
つまり、防衛感情としての怒りとは異なった側面を持ってしまうと考えられます。
▼防衛感情に関しての話は以下の記事に詳しく書いていますのであわせてどうぞ!
関連記事: 【怒りは防衛感情】怒ることのメリット・デメリットとは|アンガーマネジメント
出会うものすべてを敵にする
自分が何らかの脅威にさらされていると感じた場合、怒ることで自分の身を守ろうとするのが防衛感情としての怒りでした。ということは、怒りっぽい人というのは自分の周りが自分にとって脅威であり、侵害しようとする敵だと感じていると言えますね。
お前自身の殺気が出会う者すべてを敵にする
これはバガボンドという宮本武蔵の漫画に出てくる名台詞です。畑仕事をしていた宝蔵院流槍術の胤栄に出会った時、宮本武蔵はクワで襲われそうなイメージを持ちます。その時、胤栄から言われたのがこの言葉でした。
宮本武蔵はいつ、いかなる時に敵に襲われてもいいように気を張りながら生きてきました。自分が放っている殺気が、相手を敵にしてしまうということです。
現代社会でも同様に、周りの人に敵意を向けてばかりいると、敵を増やすことになってしまいます。敵に囲まれて生きるということは、常に神経をすり減らして生きるということなので、自分の人生に集中できる環境とは言えないですよね。
怒りにくい人は無敵な人
本当は敵なんかいない
僕は幼少期からウルトラマンシリーズが大好きです。その中で、平成ウルトラマンシリーズのウルトラマンコスモスの歌である”Spirit”は歌詞がとても素敵で、今でもたまに聴いています。
「怪獣との共存」という異色のテーマで賛否両論があったようですが、まさにそのことを表している一節が曲の中に出てきます。
本当は敵なんかいない
もともとこの一節を聴くとグッとくるものがありましたが、アンガーマネジメントを学んでから聴くと、より深く理解できるような気がしました。
敵がいないから無敵になれる
無敵という言葉から真っ先にイメージしたのは、スーパーマリオでスターを取った状態、あるいはカービーが無敵キャンディーを取った状態でした。つまり、敵に当たってもダメージを受けず、むしろ倒してしまう状態ですね。
しかし、アンガーマネジメントを通じて目指す”無敵”というのは、ニュアンスが違っていました。つまり、周りに敵がいないから無敵だというのです。いつも誰に対してもニコニコしている人には、敵がいなくなります。
アンガーマネジメントを身につけることにより、自分から相手を敵視しなければ、相手からも敵視されづらくなりますよね。敵がいないということは、文字通り無敵といえるわけです。
今はとても許せないと思っている人も、反りが合わない人も、自分にとって敵ではなくなる日がくるかもしれないですね。
まとめ
以上、アンガーマネジメントの効果について学んできました。
アンガーマネジメントができるようになれば、無駄なエネルギーを浪費せず、自分の人生に集中することができるようになりますし、周りに敵がいなくなるということです。
怒りっぽい人というのは常に敵に囲まれていると思い込んでいるのかもしれません。そのような状態では、自分の人生に集中することはできませんよね。
「本当は敵なんかいない」という言葉を胸に、周りに敵を作らない”無敵な人”を目指していこうと思います。
それでは、また。
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