どうも、海馬(@Transtier)です。
僕は今まで、ずっと過去を後悔しながら生きてきました。どんなに過去に戻ってやり直したいと思っても、それは無理な話。この先もずっと、過去を引きずりながら生きていかなければいけないのかと。
ところが、今は過去を肯定して生きることができるようになりました。それは友人が言った一言のおかげです。
僕は今、「過去は変えられる」と今は自信を持って伝えることができます。そのことについて、書いていきたいと思います。
目次
人生で後悔していたこと
高校で勉強をせず、専門学校に行ったこと
僕が最も後悔しているのは、高校時代です。高校受験を必死に頑張り、家から近い進学校に合格をしたのですが、そこで燃え尽き症候群のようになってしまい、ほとんど勉強をしていませんでした。
かと言って部活に打ち込んだわけでもなく、惰性で毎日ゲームをしながら過ごしていました。無難に過ごせるくらいの友人はいましたが、お昼時間は自宅に帰り、”笑っていいとも”を観ながらご飯を食べ、また学校に行くということもしょっちゅうでした。
その後大学に行くという考えもなく、医療系の専門学校へ進学することになりました。
専門学校卒業後、サラリーマンになる
専門学校を卒業し、国家資格に合格しました。最初は資格を活かして働くことも考えましたが、僕が学んだ鍼灸師や柔道整復師というのは病院ではなく整骨院に勤務することが多い資格です。僕も例に漏れず、近所の整骨院へ就職をしました。
しかし、どこの整骨院も似たようなものかもしれませんが、体育会系の雰囲気がありました。見習いは誰よりも早く出勤し、最後に帰るというものです。拘束時間は朝8時から夜11時まで。昼休みは3時間ほどありましたが、僕は自分の時間が全くないことにどうしようもない不安を感じました。
我慢しながら迎えた最初の給料日、3週間の勤務で受け取ったのは10万円にも満たない額で、唖然としました。もともと給料について確認せずに入社した僕の世間知らずさに泣けてきますが、院長に少なすぎるのではないかと確認したところ「見習い期間だから給料が出るだけ有難いと思え」という回答が返ってきました。
その場で僕は退職を決めました。あまりに短かった現場経験ですね。
中途採用で正社員登用試験に合格する
資格と関係のないサラリーマンになる
整骨院を退職後、車の免許を取りながら就職活動を行い、別の医療系の会社に入社しました。準社員という待遇での入社でしたが、残業もなく、しっかりと毎月給料が払われますし、ボーナスも1.5ヶ月は出る会社でした。
その時は正社員や非正規社員という認識もなく、それなりに楽しく働いていました。仕事内容は作業員としてだったので、社会について知らなくても何とかなったという感じです。
準社員としての勤務はおよそ1年間で終了となりました。運良く社員登用試験に合格することができたからです。
英語を買われて正社員へ登用される
僕が唯一、自分を誇ることができたのは独学で勉強してきた英語力でした。と言っても、今はTOEIC955点を取得し、外資系企業で働いていますが、その当時はTOEIC820点くらいだったかと思います。実際に仕事で使ったことなどもちろんありませんでしたが、年齢がちょうどその年の新卒社員と同じだった(専門学校は3年制)こともあり、正社員登用されることになりました。
その年の新卒社員たちのフォローアップ研修があり、そこで初めて自分の”同期”と呼べる人たちと会った時、僕の中でずっと疼いていた学歴コンプレックスをはっきりと自覚しましたね。学科や学部といった響き、サークルやゼミ、卒業論文、就活など、僕が経験したことがないことが多くありました。
それが羨ましくて、恥ずかしくて、とても苦しかったですね。
仕事ができるようにならない
そして僕は考えが甘く、すべて他人が自分のためにお膳立てをしてくれないと動けませんでした。僕も必死に仕事に取り組もうとしましたが、どうしても上手くいかず。
その理由を僕は自分が大学を出ていないからだと考えました。自分以外の何かに責任転嫁をしたかったからですね。世の中には大学を出ていなくても優秀な人はたくさんいますが、その当時の僕にとっては関係のないことで、自分の視点でしか物事を考えられていなかったと思います。
そうして、僕は自分の人生はもう取り返しがつかないと諦めていました。
考え方を変えてくれた友人からの言葉
成長したから後悔できる
あれは中学校時代からの友人と一緒に飲んでいた時のことです。会えば過去の笑い話に花を咲かせたり、将来について語ることもありましたが、やはり僕は過去を引きずっていたので、どうしても後悔が口に出ていました。
そんな僕の話を聞いていた友人が放ったのが次の一言。
過去を後悔できるくらいに成長したってことじゃない?
その言葉によって、当時の僕の心はとても軽くなりました。人生を振り返って後悔できるのは、それだけ自分が進んだからじゃないか。そう思えるようになりました。
学歴コンプレックスは努力で変えられる
そしてもう1つ思ったのが、学歴コンプレックスは自分の意思で変えられるということです。この先の人生、ずっと後悔したまま生きていくのか、それとも未来に向かって挑戦をするのか。
そう考えた時、僕は産業能率大学の通信課程に入学を決意しました。調べると、専門学校を卒業した人は大学に必要な4年間の学習のうち、1〜2年次の単位を一括で認めてもらえるということがわかりました。
そのおかげで、僕も産業能率大学に3年次編入をすることができ、2020年秋に無事卒業が確定しました。挑戦する勇気がなければ、克服することができなかったコンプレックスなので、とても嬉しかったです。
今はすでに学士を手に入れた後の挑戦を目指して、毎日ワクワクして過ごしています。
過去は変えられるの本当の意味
過去に対する意味づけは変えられる
僕が「過去は変えられる」と書いたのは、過去に戻って事実を変えるとかそういうことではありません。今の人生をよくすることで、相対的に過去に対する意味づけを変えられるということです。
今が苦しい状況だったら、「あの過去のせいで人生が悲惨なものになった」と恨み言を言いたくなるかもしれません。かつての僕もそうでしたが、過去を後悔しながら生きていくことしかできません。
しかし、もし今が幸せな状況だったとしたら、「あの過去のおかげで人生がよくなった」と感謝をすることができますよね。
専門学校に行ったおかげと考える
ずっと後悔していた専門学校の進学ですが、専門学校に進学したおかげで得たものもたくさんあることに気がつきました。
- 19歳という多感な時期にさまざまな年代、立場の人と学ぶことができた
- 英語を勉強することができた
- 産業能率大学へ3年次編入することができた
今の僕は外資系企業で英語を活かして働いています。オペレーション・マネージャーとして年上の人に指示を出すこともあります。そうした基礎は、実は専門学校時代にあったんですよね。
今は自分の人生をすべて肯定し、生きていきたいと考えています。
まとめ
以上、過去は変えられるということについて書いてみました。
今回の記事で一番書きたかったことは”過去は変えられる”ということ。もちろん、起きた出来事や結果を修正することはできません。ただし、過去に対する意味づけを変えることはできますよね。
あの過去のせいで今はこんな状況だ
↓
あの過去のおかげで今はこんなに楽しい
この意味づけを変えるためには、今の自分を変え、今の状況を変えることだけです。過去を引きずりながら生きるより、変えられる今の自分に集中し、そして過去の自分を後悔から解き放ってあげたいですよね。
これからも努力をしていきたいと思います。
それでは、また。
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