どうも、海馬(@Transtier)です。
「人の行く裏に道あり花の山」という言葉は投資における格言として有名ですね。ほとんどの投資家が負けてしまうのが相場の世界ですが、人と違った動きをすることが儲けるためには必要だという意味です。
5・7・5のリズムもいいので、つい口ずさみたくなります。僕は最初、この言葉を個別株投資の勉強をしていた時に知りました。
何回も目にするうち、これは僕たちの人生においても言えることなんじゃないかと思うようになりました。希少価値の高い人材、いわゆるレア人材になるためには、自分の能力を周りと差別化する必要がありますよね。
それはすなわち、人と異なっているということです。今回はそのことについて、書いてみたいと思います。
目次
人が多い道はライバルが多い
それぞれの専門種目を選ぶ
僕は保育園から水泳を始め、小学校2年生の時から選手コースに入りました。当時はオリンピック選手も所属していたスイミングスクールだったので、ライバルがたくさんいましたね。
水泳は4泳法を習得した後、それぞれが専門とする種目を決めていきます。高校生くらいの全国レベルになれば、それぞれが個別の練習メニューを取り入れていきますが、小学生のコースでは共通の練習メニューがあり、週ごとに種目が変わる練習が行われていました。
- バッタ(バタフライ)
- バック(背泳ぎ)
- ブレスト(平泳ぎ)
- フリー(クロール・自由形)
というように集中的に練習が行われるのですが、自分の得意種目の時は練習が楽しく、苦手な種目の時はゴーグルの中に涙が溜まるほど辛かった記憶がありますね。
パワーがあるタイプはバッタやフリー、テクニックがあるタイプはバックやブレストを選んで伸ばしていこうとします。そんな中、僕が選んだのはブレストでした。理由は明快で、呼吸をたくさん吸えて楽だと感じていたからです。意識が低いですね。。。
意識が高い選手とそうでない選手の差は歴然
僕は楽そうだからという理由でブレストを選びましたが、ライバルたちは違っていました。そのスイミングスクールに所属していたオリンピック選手がブレストの選手だったので、やはり人気な種目だったわけです。
そうなると、競争相手は多くなります。意識高く、将来のオリンピック選手に憧れるライバルと、消去法でブレストを選んだ僕とでは、差がどんどんと広がっていきました。僕は大会に出ても一次予選敗退ばかりで、ますますやる気をなくしていきましたね。
僕は常に補欠で、大会ではコース外から応援するのみ。毎日友達と遊ぶ間も無くキツイ練習に耐えているのはどうしてなのか自分でもわからないまま、水泳を続けていた記憶があります。
希少な種目を選んだ選手は常に選ばれる
僕のように補欠だった人間にとって、大会でメドレーリレーに出る選手は遠い存在でした。そんな中、僕たちの代ではバッタを専門にする選手はたった1人しかいませんでした。バッタはかなりパワーが必要なので、僕は一番苦手な種目でしたね。
1人しか専門にしていないので、メドレーリレーではその選手が毎回選ばれていました。その当時は気がつきませんでしたが、今になって気づいたことは、周りと異なるものを選ぶということは、それだけ輝けるチャンスがあるということなんですよね。
周りと差別化することの大切さ
人から理解されない=ライバルが少ない
国際物流という言葉は世間に浸透しており、物流は世界規模で行われています。そこでの言語はもちろん英語であり、輸出入の貨物の添付書類や現地とのやり取りで英語を使う機会は多くあります。
しかし、物流現場においては英語が得意という人は未だ少ないのが現状です。僕は英語を武器としていたのですが、以前の会社では重宝されるよりも変わり者扱いをされていました。
TOEIC955点を取得した際、上司から「お前は何を目指してるんだ?」と呆れられましたが、それは僕が周りと異なっていたからです。上司としては、僕に英語の勉強よりも現場作業を学んで欲しかったようです。
しかし、現場作業者はたくさんいても、英語を使える現場作業者は少ないというのが僕の考えでした。自分の信じる道を進んだ結果として、今は外資系物流企業に転職をし、英語力を活かしながらオペレーション・マネジャーとして働くことができるようになったと思っています。
現場で英語を活かすこと
僕は英語を武器としていると書きました。日々の業務や問い合わせなど、業務に関する内容での英語コミュニケーションはそれほど困りませんが、やはり帰国子女やネイティブクラスの人と比べるとレベルの違いは残念ながら明白です。
そこは自分でも謙虚に受け止めていますが、外資系企業で働いていると、英語だけではやはり武器にはなりません。僕が今、英語を武器にして戦えているのは現場という環境にいるからなんですね。
本社のように誰もが英語を話せる環境にいたとしたら、人よりもかなり優れていなければなりません。しかし、周りに英語を得意とする人がいない環境だったからこそ、僕自身を差別化することができたわけですね。
人から理解されないことはチャンスでもある
僕が今、コーチングやアンガーマネジメントを学んでいることを話したら、同僚から「何を目指しているの?」と訊かれました。この言葉を聞いた時、これはチャンスだと思いました。
英語を学び、現場管理をして、コーチングやアンガーマネジメントを学んでいるという人は世界中にたくさん存在しているかと思いますが、少なくとも僕や同僚の周りにはいないということですよね。
周りにいないということは、もしかしたら学ぶ価値がないことなのかもしれません。しかし、ライバルもいないので、すぐに周りとの差別化ができるということでもあります。
僕は今、自分にとって必要だと感じているのでコーチングやアンガーマネジメントを学んでいるので、同僚から理解されないことはチャンスだと思い、信念を持って勉強していこうと思います。
▼自分の信念に関しての話は以下の記事に詳しく書いていますのであわせてどうぞ!
関連記事: 【ドリームキラーへの対処法】自分の信念は固まっているか|潜在意識から試されていると考えよう
人よりも優れるより異なることを選ぶ
オリエンタルラジオの中田敦彦さんから学ぶ
「しくじり先生」という、著名人が人生において失敗したことから学んだことを話す番組がありますよね。その中でもオリエンタルラジオの中田敦彦さんの回がとても印象に残りました。
ちょうど世代でもあり、「武勇伝」のネタで養成所時代にデビューしたオリエンタルラジオですが、やはり業界内からの嫉妬や妬みにより、「面白くない」とか「漫才できないくせに」という言葉を向けられ、悩まされたそうです。
そこで、正統派漫才をやろうと挑戦しましたが、評価されず、苦しい日々を過ごしていたと話されていました。華やかなデビューを飾り、常にテレビに出ている印象でしたが、そうした苦悩の日々もあったんですね。
漫才よりふざけている動画が人気
そんなオリエンタルラジオの中田敦彦さんがYouTubeで自分たちの動画を探していると、ネタよりもバラエティ番組でふざけ倒している動画の再生回数が上位に表示されていたそうです。その時、もしかしたら自分たちは漫才よりもふざけている方が向いているのではないかと考え始めました。
それが確信に変わったのが、8.6秒バズーカのラッスンゴレライというネタを全力で完コピした動画です。それが大いにウケたことで、その後の音楽活動やYouTuberデビューにつながっていったんですね。
優れるな、異れ
しくじり先生での最後の言葉が、「優れるな、異れ」でした。これは人と同じ道を行こうとすれば人よりも優れなくてはなりませんが、人と異なることでその道の先頭を走れるということです。
これは「人の行く裏に道あり花の山」に通じることですよね。人と異なることを恐れず、自分の信念に従って進んでいけば、花の山に出会えるチャンスがあるかもしれない。そう信じて、これからも進んでいこうと思いました。
まとめ
以上、相場の格言である「人の行く裏に道あり花の山」は人生にも通じるということについて書いてきました。
人と異なることをするというのは、周りに同じ人が少ないので、不安にもなります。人がいないのはまだ誰も挑戦していないのかもしれませんし、単純に魅力がないのかもしれません。
しかし、失敗しても当然と考え、自分は成功するんだという信念を持って行動していけば、きっと何事もプラスになっていきますよね。
皆さんもぜひ、人と異なることを恐れず、信念を持って進んでいきましょう。
それでは、また。
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