経営者の視点で考える|時間をかけて資格を取るか、お金を払ってサービスを受けるか

どうも、海馬(@Transtier)です。

3年ほど通っている美容室は完全予約制の個室なので、いつも髪を切ってもらいながら色々な話を聞かせてもらうことができます。美容師から会社員を経て経営者となった人なので、話題も豊富ですし、毎回様々なことを学ばせてもらっています。

その経営者と話す中で、とても考えさせられた内容がありました。それは、僕が時間をかけて資格を取得するのか、それともお金を払ってそのサービスを受けるのかということです。

サラリーマンである僕と、経営者であるその人の考え方が真逆だったので、今回はそのことについて書いていきたいと思います。

 

ファイナンシャルプランナーの資格に興味がある

会社員として武器を増やしたい

今回の話の内容を簡単に説明すると、僕がファイナンシャルプランナーの資格に興味があるという話をしたことに端を発します。僕は実家が自営業なのですが、自分自身はずっと会社員として働いています。

その為、自分の武器を増やす為には資格を取得しなければいけないと考えていました。その考えからこれまで英語の勉強や情報セキュリティマネジメント、果ては福祉用具専門相談員の講習まで完了していました。

今回、ファイナンシャルプランナーに興味を持った理由は大きく分けて2つあります。それは家族の資産状況をアドバイスしたいという考えと、あわよくば副業などにつなげたいという考えでした。

経営者の観点から見た場合

そのことを経営者に伝えると、ファイナンシャルプランナーの資格取得が必要だとは思わないとバッサリ切られました。仮にその経営者が資産運用が必要になったとして、まず自分で資格を取ろうとは思わないそうです。

すでに付き合いのある銀行マンやプロの人に頼んだ方が質も高いし、最終的なコストも安くて済むと言っていました。時間とお金に関する見方の違いが、会社員目線と経営者目線の違いなのかもしれないと思いましたね。

 

時間をかけて資格を取得する場合

学習時間300時間の重み

ファイナンシャルプランナー2級技能士に合格したいと考えた場合、相場としておよそ300時間程度の学習が必要になることが多いようです。僕たち会社員がその300時間を捻出しようとすると、会社以外の時間から出すことになります。

今から9月の試験に間に合うように勉強するなら、6ヶ月間で毎日1.6時間ほどの勉強が必要になります。僕は試験勉強の経験が多いので、その程度で済むならと思っていましたが、毎日1.6時間を別の有意義なことに使えたらと考えました。

ファイナンシャルプランナーで独立するのか

もし仮に僕がファイナンシャルプランナーとして独立しようと考えていたなら、おそらく経営者の方も応援してくれたと思います。しかし、先に述べたように僕が資格取得を検討しているのはある種の自己啓発としてという部分がありました。

仮に300時間を費やして資格取得をしたとして、本業として毎日資産運用の相談を受けている人と、副業としてなんとなくやっている人とでは、知識量やパイプラインなどがどうしても違ってきてしまいますよね。

自分がお客さんの立場に立った時も、本業の人と副業の人がいたとしたら、やはり本業の人に頼みたいと思うのが当然のことだと思いました。

 

お金を払ってサービスを受ける

お金でその時間を買えるということ

今回、最も目から鱗だったのがこの発想です。ファイナンシャルプランナーへ相談すると考えた場合、相談料としてお金が必要になる場合が多いですよね。

保険とセットになっているとフロントエンドとして無料相談があり、バックエンドとして生命保険や医療保険の契約がありますが、独立系ファイナンシャルプランナーに相談する場合は資料作成や相談などでお金が必要となります。

僕はこれを高いと考えていたのですが、その人が費やした時間と、自分が資格取得に費やすはずだった時間をお金で買えると考えたなら、かなりお得なお金の使い方だったんだなと思いました。

300時間を自分にしかできないことに費やす

300時間をかけ、本当に自分が活かせるかわからない資格を勉強するよりは、この先の人生に深みを与えてくれるようなことを勉強すべきなのではないかと考えました。今の僕であれば、チェスの勉強にもっと時間を費やしたり、ブログを書いたりすることです。

チェスはまだまだ中級者レベルですが、この先もっと強くなったら対人戦にも挑戦してみたいですし、オンラインやオフラインでもチェス仲間を増やしていきたいなと考えています。ブログも同じように、現時点では100記事を超えたくらいですが、自分の考えや学んだことを残していけること、そして多少なりとも資産としての価値を持っているので、こちらを強化していければと思いました。

 

まとめ:資格取得を考える前に費用対効果を

以上、資格取得について会社員である僕と、経営者の視点が異なっていたことについて書いてみました。本業としてファイナンシャルプランナーに専念する覚悟が僕にあったのなら、300時間と受験費用などはとても安い投資だと思います。

しかし、単純に自己啓発目的として考えるのであれば、300時間を別のこと、自分が本当にやりたいことを追求するための時間として費やす方がいいという結論に至りました。お金を払わない為に自分の時間を費やすことは、時間という資産を失うことにつながる可能性があるということを今後もしっかり覚えておこうと思います。

終わりに

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。この記事の内容が少しでも皆さんの参考になれば嬉しいです。

これからも学んだことや役に立つことを書いていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

それでは、また。

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海馬
「無知の知」を自覚し、学び続けています。 増やした知識が単なる記憶の蓄積とならないように、ブログ「知識の海から」を立ち上げました。 学んだことや考えたことをアウトプットしていきます。英語が好きで、独学でTOEIC955点。英国と米国に滞在経験あり。2020年秋に産能大学卒業予定。学べる環境に感謝。