『半日村』から学べること|夢の実現は行動することでアイデアが生まれる

どうも、海馬(@Transtier)です。

僕が小学生だった時、学芸会で上級生が演じた劇の中で非常に印象的だった劇がありました。タイトルは忘れてしまっていましたが、その演劇の中で歌われている歌だけはずっと記憶に残っています。

山を崩すという馬鹿げた目標を抱えた少年に対し、村の子供たちは最初「バッカだなぁ」と嘲笑します。しかし、その言葉に対して少年は「オラはやる」と返すんですね。

その少年の行動に対し、当時はそこまで深く考えていませんでしたが、今になってみると非常に重要なことをその話は教えてくれていたんだと思うようになりました。それは、目指している夢が馬鹿げていると思われるようなことであっても、信念を持って行動していくことの大切さです。

そのことについて書いていきたいと思います。

 

おそらく『半日村』という物語

僕が小学生の時、非常に記憶に残ったその演劇を、大人になってから調べてみました。調べる手がかりは歌の一節だけだったので、Google検索に「バッカだなぁ オラはやる」で入れると、なんとそれらしい物語が見つかりました。

それが、斎藤隆介・作 滝平二郎・絵/岩崎書店/1980年初版の『半日村』というお話です。

『半日村』のあらすじ

半日村は後ろに高い山があり、太陽が1日の半分しか顔を出さないというところから半日村と呼ばれています。日光が少ないので、お米や野菜も他の村の半分しか採れません。主人公である一平の両親は「あの山さえなければ」と愚痴をこぼしますが、「山は動かせないから仕方ないんだ」といって現状を受け入れるしかありませんでした。

その言葉を聞いた一平は次の日から、袋を持って山に登り、山のてっぺんの土を袋に入れ、降りてきたら村の前のみずうみに入れる。それを見ていた子供たちは最初「バッカだなぁ」と笑いますが、一平は「おらは、あのやまを、うめちまおうと思ってるんだ」と気にせずに登り続けます。

最初は笑っていた子どもたちも、一平と同じように山へ登って土を持ってくるようになります。それを「バッカだなぁ」と笑って見ていた大人たちの中からも「もっこ(縄や蔓で編んだ運搬用具)をつかえ」とアドバイスをしたり、子どもたちと一緒になって山を崩すようになりました。

何日も何日も登り続け、そこから何年も何年も経ちました。大人たちは死んでいき、一平や子供たちが大人になって、その子供たちも遊びがてら山に登る。そうしたある日、鶏が鳴くと同時に朝日が差し込みます。

高かった山は半分になり、山の土を埋めていた湖も半分になって田んぼが出来ていました。それから、半日村は一日村と呼ばれるようになりました。

半日村の感想

ざっくりとまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか。山を崩すという馬鹿げた夢と、袋を持って山を登り降りするという馬鹿げた行動に思えますが、それが周りの仲間を巻き込み、大きな成果を出したんですね。

一平は両親を楽にさせてあげたいという思いで始めた行動でしたが、世代を超えて達成されるというところが感動的だなと思いましたね。

 

行動が先でアイデアは後

大きなゾウを1頭食べるには?

もし僕たちが「ゾウ1頭をまるごと食べなさい」と言われたらどうすればいいか。どうしようかとあれこれ考えてしまいがちですが、最も簡単なのは「1口ずつ食べる」ことなんですよね。

これはアフリカの格言らしく、たまに耳にする機会があるかと思います。大きな目標を達成するためには、何か大きなことをやらなければいけないということではなく、小さなことをしっかりと継続させていくことの方が大切です。

この辺りのことは「千里の道も一歩から」という言葉と似ている考え方ですよね。

 

▼「千里の道も一歩から」に関しての話は以下の記事に詳しく書いていますのであわせてどうぞ!

関連記事 老子の教え「千里の道も一歩から」

 

僕の実体験

ここで一気にスケールが小さくなりますが、行動が先でアイデアが後だと僕が実感したことについて書いていきます。それは貯金に関することです。別の記事でも書いている通り、『バビロン大富豪の教え』という本に影響を受け、収入の10%は最低でも貯蓄に回すことを心がけています。

目標金額を設定し、いざ貯蓄をしようと思ったのですが、僕の中では貯蓄というのは生活口座にお金を使わずに残すということだったので、貯蓄用口座を作って貯めるということがイメージしづらかったんですね。それに、今まで積立投資は行なっていましたが、今の収入から果たして10%も貯蓄に回せるのかと不安に思うことがありました。

しかし、挑戦する前に諦めてしまっては意味が無いので、とにかく貯蓄用口座を「あおぞら銀行」で作り、そこにお金を預けてみました。最初の預け入れを済ませると、途端に頭の中に節約のアイデアがポンポンと浮かんできたんですね。

現金管理のアプリをインストールしてレコーディングを始めるというのも、アイデアの1つです。それによって無駄遣いも減ったので、貯蓄に対して少し余裕を持って臨むことができるようになりました。まだ始めて間も無いのに内面的な変化を感じているので、これから続けていくことがとても楽しみです。

 

大きな夢を持つことも才能かもしれない

山を崩したりゾウを食べたり

『半日村』の一平が思い描いた山を崩すという夢。こういった人からバカにされる夢を持つことは、もしかしたら特殊な才能なのかもしれないと思いました。僕は何か夢を思い描いた時、どうしても世間体や現代社会の不安定さなど、出来ない理由やらない理由を探してしまいがちです。

みんなから笑われようとも信念を曲げず、山を崩すんだと夢を持ち続けた一平はものすごい才能の持ち主なんじゃないかと思いました。

現状に対する不満を受け入れない

一平とその他大勢との一番の違いは何だったのか。それは、「大きな山があるから仕方がない」と考えるか、「大きな山が邪魔なら崩せばいい」と考えるかの違いだったんじゃ無いかと思います。

現状に対する不満というのは改善できる点でもあるので、みんなが当たり前として受け入れている現状の不満こそ、大きな夢につながっているのかもしれないですよね。

小さな夢をクリアしていく

「ゾウを食べる方法」というのは、大きな目標を小さな目標に分割していくことで達成できるという逸話でした。逆説的ではありますが、もしかしたら小さな夢を叶えていくことで、いつか大きな夢の達成にもつながるのかもしれないと思います。

例えば僕は専門学校卒業が最終学歴だったので、学歴コンプレックスをずっと抱えていました。海外に移住したり働きたいと考えた時、学位取得の有無は評価対象になっている国が意外と多いんですよね。だから当時の僕にとって、海外移住は実現不可能に近い夢でした。

ところが、産業能率大学の通信課程を卒業することが確定した今となっては、海外移住という目標は以前よりも実現に近づいています。大きな夢が無いからと焦ることはなく、目の前の小さな夢を繰り返していくことが、大きな夢への一歩なのかなと思いました。

  • 小さな夢=行動
  • 大きな夢=アイデア

きっと、こういう風にも考えられますよね。

 

まとめ

以上、『半日村』から学んだことについて書きました。

小学生の頃から20年が経過して読み直しましたが、改めて素晴らしい物語だなと思います。信念を持って行動をしていれば、大人たちが一平に助言したり手助けをしてくれたように、応援者が現れるのかもしれません。

僕もまだ、人から人生をかけて達成したいと思える夢、人から笑われるような馬鹿げた夢を見つけられていないので、人生のミッションとして掲げるに値する夢をいつか描ければと思います。

その時まで、アイデアが生まれるまで待つのではなく、行動することでアイデアが生まれるということを信じ、目の前のことをしっかりとこなしていきたいですね。

それでは、また。

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「無知の知」を自覚し、学び続けています。 増やした知識が単なる記憶の蓄積とならないように、ブログ「知識の海から」を立ち上げました。 学んだことや考えたことをアウトプットしていきます。英語が好きで、独学でTOEIC955点。英国と米国に滞在経験あり。2020年秋に産能大学卒業予定。学べる環境に感謝。