どうも、海馬(@Transtier)です。
同僚たちが英語学習に熱を上げていることに刺激を受け、僕も英語発音矯正アプリをダウンロードして英語の勉強を再開しました。もともと英語が好きなので、やはり英語を話すと気分が高まり、非常に良い気分転換になります。
先日、同僚から「TOEICで高得点なのに話せない人がいるのはなぜなのか?」という質問を受けました。英語を理解しているのに話せないということが理解できていないようです。
そこで僕は「英語を理解するのと話すのとはまったく別物であり、日々のトレーニングが必要だ」と伝えました。今回は「TOEICが高得点=英語が話せる」というわけではないことと、英会話はスポーツのように反復練習が必要だということについて書いていきたいと思います。
目次
TOEICが高得点でも英語が話せない理由
TOEICはインプットのテストだから
英語を勉強中の同僚に対し、まず説明をしたのがTOEICはリーディングとリスニングというインプットの理解力を問うテストだということを伝えました。英語の4技能のうち、一般的にはリスニングとリーディングはインプットに相当し、スピーキングやライティングはアウトプットに相当すると考えられています。
その為、TOEICは英語におけるインプットに関する能力を測ることはできますが、話すというアウトプットは問われません。その為、TOEICが高得点でも英語が話せない人はたくさんいるということを伝えました。
英語が話せるからといってTOEICが高得点とは限らない
同じ理由から、英語がペラペラだからといってTOEICで高得点が取れるわけではないことも付け加えておきました。これは僕が以前に外資系医療機器メーカーに勤めていた時、英語がペラペラな帰国子女の女性社員がいましたが、その人はTOEICで700点以上が取れないと話していました。
TOEICはインプットの能力を測るテストなので、そもそも語彙が足りていない、あるいは読むのが苦手などの理由が考えられますが、僕はもう1つ情報処理が得意かどうかという点が重要な要素ではないかと考えています。
英語のアウトプット能力ではその女性の方が圧倒的に高いですが、僕は短時間で複数の問題を処理することを得意としています。TOEICは2時間で200問を解いていく試験なので、そういった意味で僕はTOEICで955点を取得できたのかなと。
頭で英語が浮かぶのに話せない理由
口を動かしてアウトプットする回路ができていない
TOEICと英会話の違いに対して理解してくれた同僚が、次に疑問に思ったのが、頭の中で英語が浮かぶようになったら話せるようになるのではないかということです。これは僕もそう思っていた時期がありましたが、実際に英語のメールやチャットはリアルタイムで出来ても、口から思うように出てこない経験を何度もしました。
何度も練習するようになって、最近はようやく英語で海外とのミーティングを進めることができるようになりましたが、やはり「英語を話す」というのは口からアウトプットすることなので、まずはそのアウトプット回路を作ることが大切なんだと思いました。
日本語でも練習なしでプレゼンできるか
同僚はその話を聞いてもあまりピンと来ていなかったようなので、少し意地悪ですが、こんな質問を返してみました。「日本語だったら練習無しでプレゼンできますか? ビジネス電話で流暢に話せますか?」
それを想像してみて、同僚はようやく納得がいったようです。いくら日本語といっても、思いついたことをその場で言語化する能力は鍛えないと養われません。
英語だったらなおのこと、話す練習を積み重ねないといけないんですね。
英会話はスポーツで反復練習が大切
独り言英会話は素振りのようなもの
同英会話は反復練習が必要だから、口を使って話すトレーニングを続ける必要がある。そう伝えると、同僚は「スポーツみたいですね」と言ってくれたので、僕の説明が通じたんだと安心しました。
野球ではバットを素振りする練習がありますが、独り言のように英語を口から出す練習はまさに素振りと同じですよね。よく使う表現は身体に染みつくまで繰り返すことで、いざ英語を話す場面になった時に自然と口から出るようになります。
僕も毎月の会議を進める中で、特に意識しなくても英語が出てくる瞬間を感じること増えてきました。このように反復練習をすることにより、英語を自分の表現にできるわけですね。
日本語で日常会話をする時はそもそも頭に浮かんでいない?
今回の記事を書いている最中、ふと思ったのが日本語で日常会話をする時、そもそも頭に思い浮かべずに話しているのではないかということです。慣れ親しんだ人相手だと特に、何も考えなくてもスラスラ言葉が出てきます。
一方、初めての人や緊張する相手と話す時は言葉が出にくくなりますよね。その感覚は、もしかしたら英語で話したいのに言葉が出てこない感覚と近いのではないかなと思いました。
まとめ:英会話はスポーツのように反復練習する
以上、TOEICが高得点であっても英会話が話せるわけではないということと、英会話を勉強するためにはスポーツのように反復練習が必要であるということについて書いてきました。
前職の日系企業では、僕のTOEICの点数を伝えた時に「同時通訳ができる」というように理解をされてしまいました。しかし、実際にはTOEICが高得点であっても、話せるわけではありません。
英語を話すためには別のトレーニングが必要であり、しかもスポーツのように反復練習が必要なんですね。同僚もそのことを理解してくれたので、僕も負けじと頑張っていこうと思います。
終わりに
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。この記事の内容が少しでも皆さんの参考になれば嬉しいです。
これからも学んだことや役に立つことを書いていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
それでは、また。
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