ビジネスパーソンがチェスから学ぶべき5つのポイント|現代の戦略家への道

どうも、海馬(@Transtier)です。

趣味として再開したチェスがとても面白く、毎日スマホアプリのAIと対局を繰り返しています。レーティング(プレイヤーのレベルを表す)で1400までは割と楽に勝つことができましたが、そこから急に強くなり、最近はずっと負け越しています。ちなみに、世界チャンピオンクラスのレーティングは2500とか。。。

悔しいですが、今の自分はまだまだそのレベルなのだということを噛み締め、レッスンやタクティクス問題を解いて実力を上げられるように日々精進しているところです。そうしてチェスを毎日プレイしていくうちに、僕たちビジネスパーソン現代の戦略家となるべく、チェスから学ぶべきポイントがいくつもあることに気がつきました。

今回はそのポイントを5つに絞って書いていきたいと思います。

 

常に複数のプランを考え柔軟に対応する

チェスでは自分と相手が交互に駒を動かして戦局を作っていきます。その為、自分が望む展開があったとしても、相手が意図しない動きをすることも多くあります。

これはビジネスでも同じですが、こちらの提案に対して相手がどのような反応を見せるのか、それに対応を変える為、複数の提案パターンを準備しておく必要がありますよね。自分が売りたい商品だけを提案していたら、お客さんに愛想をつかされてしまいます。

チェスが強いプレイヤーは自分と相手の動きを数手先まで予測するといいますが、仮に予測が外れたとしても柔軟に戦局を見極め、最善の手を打てるように考えていきたいところです。

 

手持ちの駒をフル活用する

チェスには複数の駒があり、それぞれ特徴が異なっています。ポーンが8個で、ナイト、ビショップ、ルークが2個ずつ、そしてクイーンとキングが1個ずつの16個の手駒を持って対局が始まります。一番強いのは縦横斜め、まさに縦横無尽に動けるクイーンですが、クイーンだけで勝利を収めることはやはり難しいです。

同じように、ビジネスにおいてチームをマネジメントすることになった時、エース級のメンバーだけに頼っていては勝てない状況というのがどうしても出てきてしまいます。それぞれが持つ強みや弱みを把握し、戦力を総動員することでで勝利を目指すというのはチェスでもビジネスでも同じだと思います。

 

相手の傾向を知ること

孫子の兵法にも「敵を知り己を知れば百戦して危うからず」という言葉があるように、相手について知ることはとても大切です。チェスでは対局が開始してすぐの序盤はオープニングという定石を打つことが多いです。

攻撃的なオープニング、堅実なオープニング、奇抜なオープニングなど様々あり、定石を崩して攻めてくる相手もいます。対局前に情報が揃っていればいいですが、やはり対局して初めて相手の特徴が分かることがほとんどかもしれません。

ビジネスでは出たとこ勝負をせず、競合他社にどれくらいの資本力があり、どういった作戦を立てているのか。そういう情報をなるべく集めておくことにより、自社が勝っているところや劣っているところを明確にした上で、勝負を有利に進めることができるようになるわけですね。

 

残り時間を意識すること

チェスの大会や対局では、手持ちの時間が与えられ、自分が考えている間はその持ち時間がどんどん減っていきます。例えば長考派の人であっても、持ち時間を使い切ってしまっては負けになるので、残り時間を意識して指す必要があります。

このことはビジネスに置き換えると、2つの点から学びを得ることができそうです。

1つはビジネスには締め切りがあり、それに間に合わせなければ信頼を失ってしまうということです。お客さんがいつまでに必要としているのか、市場のトレンドがいつまで続くのかなど様々な要因があります。物事には常に締め切りがあるということを忘れてはいけませんよね。

もう1つは自分自身の残り時間、すなわち寿命を考えるということです。最善の手が浮かぶまで行動を先延ばしにしたとして、それを実行する時間が残されていなければ元も子もないですよね。自分の気力や体力なども考慮し、残り時間を意識する必要があるのではないかと思いました。

 

分析と直感のバランス感覚を養う

試験において、直すかどうか迷った回答を直したことによって、間違えてしまったという経験は皆さんもあると思いますが、チェスでも似たようなことがあります。直感で浮かんだ手と、長考して考えた手はさほど変わらず、むしろ直感に従った方がいい場合が多いようです。

これをビジネスの世界に当てはめるなら、データ分析によって導き出した商品の保管計画より、現場の作業者の勘の方が効率的な保管場所になるということがあります。データ分析はもちろん重要ですが、全てが正しいわけではなく、最後は直感に従って決めることも重要ですね。

分析と直感のバランス感覚をチェスによって養うことができるのではないかと思いました。

 

まとめ:ビジネスパーソンがチェスから学べることは多い

以上、僕がチェスをプレイしている中でビジネスにも活かすことができそうだと思ったポイントを5つ紹介させて頂きました。

  1. 常に複数のプランを考えて柔軟に対応する
  2. 手持ちの駒をフル活用する
  3. 相手の傾向を知る
  4. 残り時間を意識する
  5. 分析と直感のバランス感覚を養う

この5つのポイントをしっかりと理解し、身につけることで現代の戦略家となり、ビジネスの現場でも活躍できるのではないかと思います。これからもチェスを続けていくことによって、また新たな気づきを得られると確信しているので、これからもチェスを楽しみながら戦略を学んでいきたいですね。

皆さんもぜひ、学びの多いチェスをプレイして、気づきをシェアして頂けたら嬉しいです。

終わりに

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。この記事の内容が少しでも皆さんの参考になれば嬉しいです。

これからも学んだことや役に立つことを書いていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

それでは、また。

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