どうも、海馬(@Transtier)です。
誰しも一度は、好きなことを仕事にしていきたいと考えたことがあると思います。それは僕も同じで、以前は大好きな英語を使って何かビジネスをしたいと考えていました。その時はタイミングや僕自身の実力が伴わずに諦めてしまいましたが、今でもその思いは消えずに残っています。
この好きなことを仕事にすると考えた時、僕は2通りの考え方があると思っています。それは、自分が山の頂上を目指して登るのか、それとも人に登り方を教えるのか、という考え方です。
好きを仕事にするには
自分が人より高い山を登る
英語で働くことを考えた時、一番最初に浮かんできたのは翻訳や通訳といった職業でした。このような職業に対し、僕は切り立った山を登るというようなイメージがあります。自らの英語力を高め、日本語の表現を磨き、ひたすら上を目指して進んで行くということですね。
僕も人生を振り返り、一番時間を費やして学んできたのは英語です。高校時代にアメリカのプロレスやドラマ「フルハウス」なんかを観て、英語の音に魅了されたのがきっかけでした。
当時は今のようにSNSが無かったので、pen palという海外のメル友を募集し、毎日2時間近くかけて英語のメールを作成していました。そこから単語帳を何冊も写経し、問題集を解き、独学で英語をひたすら勉強してきたわけです。
TOEICや英検のように目に見えた結果がある場合は良いのですが、試験とは関係なく英語を学ぶ時、ゴールが見えなくて辛かったことを覚えています。その為、僕にとって通訳者や翻訳者というのは切り立った山の頂上を目指すアルピニストのようなイメージがあるんですね。
人に登り方を教える
それに対し、自分が好きなことを人に教えるという働き方もありますよね。この考え方というのは、僕は以前までは全く考えたことがありませんでした。というのも、幼い時に水泳の選手コースに所属していたせいなのか、僕は常に人より優れているか、劣っているかの二元論的考え方しか出来ていなかったからです。
しかし、以前に英語関係のウェブライターの仕事を請け負った際に、とある若き学生起業家を紹介してもらいました。僕にとって「学生起業家」という存在と会うのは初めてだったんですが、それは本当に衝撃でしたね。
17歳で英語の私塾を立ち上げたその学生起業家は、同じ英語を使ったビジネスでも全く異なった切り口でスタートさせました。それは、自分が山に登るのではなく、人に登り方を教えるという切り口です。
高校生で起業をした発想法
自分ができたことを後輩に教える
その学生起業家がまだ高校2年生の時、英検2級に合格したそうです。英検2級のレベルが「高校卒業」レベルだと言われているので、高校在学中に合格するというのはかなり優秀だと思います。事実、僕が英検2級に合格したのはちょうど20歳の時だったので。
僕の話はさておき、その学生起業家です。その学生起業家は、英検2級に合格をした後で何をしたかというと、中学生の後輩を3人集め、自分が合格した英検2級の勉強法を教えたそうです。
結果、教えた後輩3人の全員が合格。次はもっと多くの後輩を集めて教えた結果、またも全員が英検2級に合格するという快挙を成し遂げました。高校卒業レベルの試験に、中学3年生で合格させたわけです。しかも、英検2級の合格率が100%。
それによって地元のメディアから取材され、起業に至ったそうです。この自分を高めるだけではなく、他の人に教え広めるという考え方は、恥ずかしながら目からウロコでした。
人に価値を与えるということ
「ビジネス」とは何かと改めて考えてみると、それはいかにして世の中に価値を提供出来るかというところが存在意義ですよね。僕はこれまで、自分が高い価値を持った人間になれるように、とにかく自分自身を磨くことばかりを考えていました。
ですが、世の中に価値を提供するという考え方を持った時、教育はかなり価値が高いんだと気付かされましたね。英検2級というのは僕も持っていますが、僕が合格した当時、ネット上では「英検2級は持っていても意味がない」というような書かれ方をしていました。
それを読み、僕はすぐに英検準1級に取りかかったわけです。でも、実際に英検2級に合格をした時はとにかく嬉しかったと記憶しています。それが僕にとって初めての資格でもあったので、ついに世の中に認められたんだという感動がありました。きっと、多くの人にとってもそれは同じなんじゃないでしょうか。
その嬉しさや感動と、中学生で英検2級に合格という体験を、自分が提供できることに気が付いたその学生起業家は、とにかく凄いのひと言ですよね。気が付いたとしても行動に移さない人が多い中で、ちゃんと行動し、成果も出すというところが素晴らしいなと思いました。
まとめ
僕は今まで、自分の英語力を高めるということにしか目を向けられていませんでした。しかし、先日のTOEICテストにおいて、自己最高スコアとなるTOEIC955点(L495 R460)を達成した今、自分だけのことを考えるのではなく、自分た誰かに価値を提供できるんじゃないかと考えるようになりました。
自分が独学で培ってきた考え方や勉強法を、これから必要としている人に人に英語を教えてみるというのも新たな発見があって面白いんじゃないかと思います。自分が切り立った山の頂上を目指して登るだけではなく、登り方を教えるという方法もアリなんですよね。
自分もそういう、広くて常識に囚われない視野を持ちたいと思いました。
切り立った山を登る人をとても尊敬する。
みんなが出来ることじゃないから。
けど、なだらかな山の登り方を皆に教えられる人も大事な役割だと思う。
自分がそのどちらを目指すのか、あるいは違う何かを目指すのか。
ツイッターを見ていると、色々な人たちから刺激をもらえる🧠#アウトプット
— 海馬🧠勉強家|家業手伝い×プロジェクトマネジメント勉強中 (@Transtier) November 25, 2018
それでは、また。
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