どうも、海馬(@Transtier)です。
『ハーバードの人生を変える授業』第5週目の課題が「意義を見いだす」です。かなり抽象的な書き方なので、何をすればいいのか見当もつきませんよね。実際に本書を読んでみると、要するに日々の行動の中で自分が本当に幸せを感じられる行動にどれくらいの時間を費やすことができているかを考えるという課題だと認識しました。
確かに僕たちは日々の中で様々な行動をしていますが、果たしてそれが良いのか悪いのか、そこまで深く意識していないことに気がつきました。今回、本書の課題を通じて考えたことと、僕自身が気づいたことについて書いていきたいと思います。
目次
行動に対する意義を見いだすこと
レンガを積む仕事をどう捉えるか
僕が本書を読んだ時、最初に思い浮かんだのがレンガ職人の例え話です。3人の職人がいて、
- レンガを積み上げている
- レンガで壁を作っている
- レンガで人々が救われていく教会を建てている
というように、それぞれ仕事に対する意識レベルが違いますが、それによって結果やモチベーションが大きく異なるという例え話のことです。レンガを積むという作業レベル、壁を作るという目的レベル、そして教会を建てて多くの人が救われていくんだという意義を見いだしているレベルと言えますね。
日々の行動に幸せを見いだすことができるか
本書の中で非常に印象的な文章が記載されていました。
富でも名声でもなく、幸せこそが人生の価値を決める「究極の通過」
僕は行動を決める時、他人からどう思われるかという他人軸の評価基準で物事を判断してしまいがちだと自覚しています。その結果、他人から賞賛されることが幸せなんだという認識になってしまいます。
しかし、本当に自分が幸せを感じることは何なのかを知り、その行動に費やす時間を増やすことこそ、人生においてこれ以上に有意義なことはないんだということを理解しました。
行動表を作って1日の行動を見直してみる
それでは自分がどのような行動に対して意義を見いだしているのか、増やすべき行動と減らすべき行動はどれなのかを見極めるために、行動表を作ることが本書で推奨されていました。どのような行動を取ったのかを記憶しているだけでは、やはり主観が入ってしまって冷静に判断できませんよね。
記録を残しておけば、あとで冷静に物事を判断することができるので、これはぜひ取り入れていこうと思いました。
行動を3つのタイプに分けてみる
ここからは僕が本書を読む中で、ふと思いついたことになります。それは行動の種類を以下の3つに分類して考えるということですね。
将来に繋がる投資行動
その行動を行うことによって、将来的に豊かになったり自分が幸せを感じられるようになったりするのであれば、それは投資行動だと考えます。投資行動はすぐに大きな成果は出てこないかもしれませんが、毎日コツコツと積み重ねることで将来的に大きな成果を期待できる行動です。
例えば語学について勉強をしたり、健康維持のためにウォーキングをしたり、円満な家庭建設のために思いっきり家族サービスをしたり。このような投資行動を意図的に増やしていくことが、将来的に幸せという大きなリターンを生んでくれると思いました。
日々必要な消費行動
こちらは日々の生活に必要な消費行動です。お金の例でいうと、食材や日用品などは必要ですが、使って仕舞えば消えてしまうという類のお金の使い方と同じですね。しかし、僕は消費行動というのは自分の意識1つで投資行動に変えられるところがお金とは違うと思っています。
歯磨きという行為をただ惰性で行っているとしたら消費行動ですが、将来の虫歯リスクや歯の健康を維持するために良い歯ブラシを使ったり、良い歯磨き粉を使ったりしているなら、それは投資行動になり得るんじゃないかということです。
時間を失う浪費行動
そして最後が時間を失うだけの浪費行動です。無自覚のうちにこれが増えてしまうと、大切な時間が減っていってしまいます。例として挙げるなら、目的の無いままに行うネットサーフィンや長時間のSNS、スマホアプリの時間ですね。
このような時間をなるべく減らし、投資行動を増やすことが人生で最終的な幸せを増やすことに繋がるのではないかと思いました。
日々の生活にささいな幸せを取り入れよう
ハピネス・ブースターの考え方
本書の中で、著者は意義を見いだすことができる行動を増やそうと書いています。行動表を作り、その中で投資、消費、浪費行動を見直すことで、自分の人生に意義のある行動を増やすことができます。
仮に何らかの制約によって大きな変化を取り入れることができない場合、著者は次のような行動を取り入れることを提案しています。
「短時間でできる、現在にも将来に有益な行動」のことを「ハピネス・ブースター(幸福感増幅装置)」
このハピネス・ブースターの考え方を取り入れ、少しずつ行動を変えていくことにより、やがて大きな変化に繋がるのではないかと思いました。
まとめ:人生に意義を見いだす
以上、第5週の課題である「意義を見いだす」ことに対して考えたことや気づいたことを書いてきました。本書のタイトルでもある「ハーバードの人生を変える授業』に偽りなく、人生を変えるためには日々の行動に意義を見いだすことがいかに必要かということを実感することができました。
「意義のあるささいなことは、意義のない偉大なことよりも、人生にとってずっと大切だ」
心理学者であるカール・ユングの言葉通り、意義のあるささいなことを人生で増やしていきたいと思います。皆さんもぜひ、行動表を作って日々の行動を仕分けしてみてはいかがでしょうか。
意義を見いだせる行動で日々を埋め尽くせたら、きっと幸せですね。
終わりに
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。この記事の内容が少しでも皆さんの参考になれば嬉しいです。
これからも学んだことや役に立つことを書いていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
それでは、また。
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