どうも、海馬(@Transtier)です。
『ハーバードの人生を変える授業』の第4週目の課題は「仕事への考え方を変える」です。
最初はどういう意味かよく分かりませんでしたが、その後の説明でハッキリと分かりました。それは人々の間において「仕事はつらく大変なものだ」という考え方が一般化している状況を変えようということです。
確かに「仕事」と「遊び」というのは対極に位置しており、遊びは楽しいけれど仕事はつらいものだという考えが広く浸透しているような気がします。Twitterなどでも週末になれば月曜日からの仕事を嘆くツイートをよく目にしますよね。
果たしてこれは正しい認識なのでしょうか。今回の課題である「仕事への考え方を変える」ということについて、考えたことを書いていきたいと思います。
目次
仕事への認識を正しく持とう
フロー状態は遊びの時よりも仕事の時の方が多い
スポーツ選手などが限界まで集中力が研ぎ澄まされ、最高なパフォーマンスをができる状態として「フロー状態」や「ゾーンに入る」という言葉は広く認知されるようになりました。このフロー状態というのはスポーツ選手のみに関係しているものだと認識していましたが、そうではなく広く一般的に使用される言葉だそうです。
フロー状態について、本書では以下のように書かれていました。
「フロー」とは「ゾーン」に入った状態、つまりその行為に完全に没頭し、最高の結果(ピーク・パフォーマンス)を出し、それを心から楽しんでいる状態(ピーク・エクスペリエンス)である
また、この状態を調べた研究によると、人は楽しいと考えている遊びの時よりも、つらいと思いがちな仕事の時の方がフロー状態を経験しているということが分かったそうです。
経験を正しく認識する必要があるということ
先述したフロー状態から考えると、人は遊んでいる時よりも仕事の時の方がフロー状態に入りやすいということです。フロー状態を先程の言葉のまま受け取るのであれば、最高の結果を出し、それを心から楽しんでいる状態というのは遊びよりも仕事の時の方が多いということになります。
ということは、我々社会人にとって仕事は遊びと同等かそれ以上に楽しい行為であると言えるのかもしれません。しかし、世間では「遊びは楽しく仕事はつらいものだ」という認識がされています。
楽しいと感じたり、幸せだと実感したりするためには、その間違った偏見を変える必要があるということです。それが今週の課題である「仕事への考え方を変える」の目的なんですね。
仕事は嫌なことをやるからお金をもらえるという悪しき誤解
先日、Twitterで次のようなツイートを見かけました。会社の先輩に仕事の嫌なところの相談をしたら、「嫌なことをしているからお金をもらえるんだ」と言われたということです。
確かに人がやりたがらないことをやるサービスという点では、ビジネスとして成り立ちます。しかし、働いている人に対して「嫌なことをやるからお金をもらえるんだ」と言うのは少し違うのではないかなと思いました。
僕はサラリーマンですので、自分の労働力を労働市場に投資し、リターンとして給料を受け取っていると考えています。仕事は他の人のために行うべきものであって、自分が我慢をすればお金をもらえるというのは根本的に違いますよね。
その人にも本書を読んでもらいたいなと思ったできごとでした。
仕事を楽しくするために学びの時間を持つこと
本書では仕事を楽しくするために、次の2つの分野について学ぶことを勧めています。
自己啓発に関する学び
まず1つが自己啓発に関する学びです。様々な分野や内容があるので一概に何を学べと伝えるのは難しいですが、例えば僕がいま実践している『ハーバードの人生を変える授業』もまさに自己啓発に関する学びだと思っています。
自分の人生に何が足りないのか、また、どのような生き方をしていきたいのか。皆さんそれぞれに思い描くビジョンがあると思います。人間づきあい、ストレスの対処法、お金について学ぶことなどによって人生の幅を広げることができます。
仕事に関する学び
もう1つが仕事に関する知識の習得です。仕事に関する知識はOJTなど業務上である程度身につくので、それ以上に勉強しなくても理解できてくるものではあります。しかし、だからこそ、仕事に関する知識を習得することによって周りと差が生まれてきますよね。
また、なんとなくの理解で仕事をする人と、十分に知識があって仕事のもつ意義を理解している人とでは、仕事に対する満足度や楽しさが違ってくることが容易に想像できます。なので、仕事に関連する知識の習得も自己啓発と同様に積極的に行っていくことで仕事を楽しめるようになるのではないでしょうか。
2つの相関関係を考え、毎日決まった時間に勉強をする
自己啓発と仕事関連の知識。それぞれ学んでも効果はありますが、やはりそれぞれが重なる分野の知識を学ぶことで、相乗効果を期待することができます。これも人それぞれ好みや趣向が異なるので一概には言えませんが、その分野を早めに見つけることができれば人生が間違いなく変わっていくと思いました。
また、学びを継続させるコツとして毎日決まった時間に勉強を行うことの重要性が挙げられていました。これはまさに「習慣化する」という課題で学んだことですので、興味がある方はそちらもぜひ参考に読んで頂けると嬉しく思います。
▼習慣化に関しての話は以下の記事に詳しく書いていますのであわせてどうぞ!
関連記事:習慣をつくる3大要素|変化するために必要なことは「習慣化する」こと
まとめ:仕事が楽しくなれば人生が変わる
以上、「仕事への考え方を変える」ということについて書きました。僕自身はいまの会社に転職してから、仕事が楽しく感じているので、それほど抵抗なく読むことができました。
やはり人生の3分の1は仕事時間といっても過言ではないので、その時間に対する考え方を変えるというのは人生にとって大きなインパクトがあると思いますね。ただし、パワハラがひどかったり、職場環境が劣悪で心身を壊したりする危険があるようであれば、考え方を変えるよりも先に環境を変えるべきだろうなとは思います。
いずれにしても、仕事を楽しめる人生でありたいと思わせてくれる良い課題でしたね。
終わりに
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。この記事の内容が少しでも皆さんの参考になれば嬉しいです。
これからも学んだことや役に立つことを書いていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
それでは、また。
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