どうも、海馬(@Transtier)です。
僕は現在、物流管理の仕事をしているので、直接的にモノを売るという経験はしていません。先日、輸入家具の経営者の方とお話をさせていただく機会があり、モノを売るというのがいかに大変なことかを学ぶことできました。
僕も今は会社員をしていますが、将来的に何か商売を始めたくなるかもしれません。そのような状況になった時に備えて、今から何かできないかと考えました。
図書館で本を探していると、今回のタイトルでもある本と出会いました。その結果、僕が以前から続けているTwitterやブログの運営こそ、新しい時代のマーケティングに繋がるかもしれないということに気がつき、面白そうだと思いました。
その本の中で語られていた「3つのF」という考え方が非常に興味深かったので、僕自身の体験も交えながら書いていきたいと思います。
目次
SNS消費時代とは
本書で語られているSNS消費時代というのはどういうことか、まずは簡単に紹介していきます。
販売者の魅力によって消費が起こる
SNS消費時代の最初の特徴として、「どこで買うか」ではなく「誰から買うか」ということが挙げられていました。同じようなサービスや商品があったとして、これまではブランドやお店が消費行動において重要とされていました。
しかし、SNS消費時代として販売者と購入者のつながりが簡単に生まれる時代においては、販売者の魅力というのも購入を決定づける要因となるということです。商品に情熱を持って商売をしている人と、ただ単に仕事だからという冷めた感覚で商売をしている人。
同じ商品、同じ価格であれば、やはり前者から買いたくなりますよね。
魅せるために消費が起こる
タピオカやナイトプールなど、インスタ映えする写真を撮りたいという欲求が原動力となり、消費行動が引き起こされるのもSNS消費時代の特徴だと言えます。「映える」というキーワードは、インスタを中心になって流行ったように実感していますが、TwitterやFacebookであってもいい写真を載せてフォロワーに評価されたいという願望はSNSをやっている人なら少なからずあるのではないかと思いました。
繋がりによって消費行動が起こる
僕がSNS消費時代において、一番関心をそそられたのが「繋がり」によって消費行動が起こるという点です。実はまさにこの体験をした人が身近にいて、詳細を教えてもらうことができました。
その人はコロナ禍によって販売経路が減ってしまったお肉屋さんとつながっていました。そのお肉屋さんの現状に心を痛め、その投稿を引用する形で自分のタイムラインに投稿すると、SNS上で繋がっていた人が投稿を見てお肉を買ってくれるという経験があったそうです。
お肉屋さんと購入者はもともと繋がっていませんでしたが、その人の投稿を通じて新たに繋がり、消費行動が起こったということですね。
SNS消費時代に重要な3つのF
本書でのメインテーマとなるのが「繋がり」によって生まれる消費行動です。その中では「3つのF」が挙げられていました。
- Family:家族
- Friend:友人
- Follower:フォロワー
FamilyとFriendは従来通り
家族や友人から商品を勧められるというのは、ある意味では従来の宣伝形式なのかなと思います。もちろん企業は広告宣伝費にお金をかけて宣伝活動をしますが、家族がおすすめする商品であったり、友人がおすすめするサービスというのは手を伸ばしやすいですよね。
僕も実家暮らしだった時はそれほど意識しませんでしたが、実家を出てからは家族からおすすめされる商品を購入することが何度かありました。SNS消費時代じゃなくても、家族と友人は消費行動に重要な要素だと思うので、ここは短めの紹介とさせていただきます。
Followerの信用を得ることが大切
SNS消費時代という新しい時代において、最も重要なのがフォロワーからの信頼を得ることですよね。僕が唯一使っているSNSはTwitterですが、やはりフォローしている人たちのツイートは気になってよく見ています。
オリジナルな考え方であったり、学びになる深いツイートだったりすると、その投稿者がどういう人なのか興味が湧いて調べてしまいます。その人に共感をすればするほど、その人がおすすめすることを実践してみようかという気になりますよね。
同じように、僕をフォローしてくれているフォロワーさんから信用を得ることができれば、将来的にビジネスを始めようと思った時、チャンスが広がるのではないかと思いました。
SNSでは売り込みよりも個の発信を
フォロワーさんからの信頼を勝ち取るために重要なことが2つあります。売り込みばかりしないことと、人柄を出す個の発信を意識することです。
SNSでは人柄を出し、共感されよう
Twitterを見ていて多くの人から共感されていると感じるのが、その人の人柄をうまく表しているツイートです。たとえば社長やコンサルタントというような堅い肩書きの人が奥さんやお子さんとのほっこりするツイートをされていると、なんだか近しい存在のように感じ、グッと引きつけられてしまいます。
また、人に話す時は成功談よりも失敗談の方が受け入れられやすいと言いますが、失敗に関するツイートも共感されやすいですね。大きな成功を収めるよりも、失敗をした経験の方が誰もが共有できるからなのかもしれません。
発信するコンテンツは無料だけど「商品」
自分がSNSで発信するコンテンツは無料ですが、相手に届ける「商品」だという意識を持つことも大切ですね。
SNSの使い方は人それぞれではありますが、相手に届けようとしている投稿と、自分の愚痴や不満を垂れ流している投稿とでは受け取り方も変わりますよね。投稿が自分の商品だと考えるなら、愚痴や不満を投稿しようとは思わないはずです。
商品の売り込みばかりの投稿も、やはり相手のことを考えているとは言い難いですよね。SNSでは商品の投稿を流さなくても、その人の投稿が商品となり、やがて消費行動につながっていくのではないかなと思いました。
まとめ:発信そのものが商品となる時代
以上、SNS消費時代について学んだこと、考えたことを書きました。やはり一番大きな学びとなったのは、自分の発信そのものが商品になるんだという点です。
ブログを書き続けているので、ブログが商品になるという実感はありました。しかし、Twitterのように無料で発信できるのも自分の商品になると考えると、発信するコンテンツを磨いていこうという気になりました。
今のところは会社を辞めて企業するというような考えはありませんが、変化の大きい時代を生きているので、常に複数の選択肢を持っておきたいなと思います。
皆さんもぜひ、商品開発をしているんだという意識でSNSを利用されてみてはいかがでしょうか。
終わりに
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。この記事の内容が少しでも皆さんの参考になれば嬉しいです。
これからも学んだことや役に立つことを書いていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
それでは、また。
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