クリエイティブなアプローチ|直感的かつ想像的に考える4つのポイント

どうも、海馬(@Transtier)です。

社内教育の一貫として、クリエイティブなアプローチに関するトレーニングを受講しました。社会人というのは常に合理的に考えなければならないと考えがちですが、人間として生きていく上で創造性というのはとても重要ですよね。

僕は物流の仕事をしているので、創造性とは無関係に思えるかもしれませんが、職場のレイアウト変更や手順の見直しなど、数値だけで判断できないことを含めて直感的に物事を見ることも時には必要になっています。

今回はトレーニングを通じて学んだ直感的かつ想像的に考える4つのポイントについて書いていきたいと思います。

 

直感的かつ想像的に考える4つのポイント

1 総合的に考える

最初のポイントは総合的に考えるということです。これは例えば僕たちが何かモノを書いたいと考えた時、そのパーツや機能だけで判断しているわけではありませんよね。

車を買いたいと思ったら、走行性能やタイヤのインチサイズだけではなく、安全性能やデザイン、自分の生活習慣など様々な要因を含めて考えていきます。現代の企業においては「顧客経験価値を高める」という言い方をされているようですね。

ちなみに任天堂のゲーム機であるWiiは「家族で楽しめる」というコンセプトがあり、ソフトのパッケージなどは見ていて楽しくなるようなデザインになっているということでした。つまり、問題を取り巻く要素も含めて考慮するということでしょうか。

2 逆説的に考える

以前は地球が宇宙の中心であると考える天動説が当たり前でしたが、コペルニクスがまさに逆転の発想で提唱したのが地動説ですね。このように、何かを逆説的に考えることは創造性を高める為にとても有効です。

新しい場所にいく時は地図やナビを見る。通常であればこのように考えますが、そこをあえて地図もナビも見ないで自力で探してみる。一見すると矛盾にも思える行動ですが、知らない場所”だからこそ”地図を使わないという逆説的な発想も面白いかもしれませんね。

3 常識を疑ってみる

普段当たり前だと考えていることがあれば、なぜそれを当たり前だと考えているのか、自分の常識を疑ってみてはいかがでしょうか。例えば万有引力の法則を発見したニュートンは、地面にリンゴが落ちるのを見て閃いたと言われていますよね。

物が高いところから落ちるというのは常識ですが、それがなぜ落ちるのかを考えたところがニュートンのすごいところだと思います。仕事でも企業によって常識とされている考え方や方法がありますが、それはなぜ常識になっているのか。社内だけの常識なのではないかと疑ってみることが良さそうです。

ちなみに、なぜ航空会社ではたくさん食事が出たり、機内を薄暗くしたりするのかご存知でしょうか。飛行機内で恐怖心を感じないように、リラックスした状況を作る為だそうです。当たり前だと思っていることの裏にも、ちゃんとした理由があるんですね。

4 他者を巻き込む

サーフィンで波に逆らうと前に進めないばかりか溺れてしまいますが、良い波にうまく乗れると気持ちよく進むことができます。(僕はサーフィンを経験したことがありませんが。。。)

チームのメンバーと協力するときも同じで、メンバーの波長が合っていないとお互いがぶつかり合って進めることができませんが、ブレインストーミングなどを行い、全員で波長を合わせてから話し合うことでより想像的なアイデアを引き出すことができるようになります。

 

クリエイティブなアプローチを適用する為に

どんな仕事でも創造性は必要

トレーニングビデオの舞台は、企画部の男性と財務部の女性が新規案件について議論するというものでした。企画部の男性はクリエイティブな人であり、財務部の女性は合理的に物事を考える人でした。

部署によって求められる考え方や能力は異なりますが、財務部がクリエイティブな発想をしてはいけないということはありません。このクリエイティブなアプローチを身につけることは、どのような仕事の人にも必要だということがトレーニングの結論になっていました。

次の質問を考えてみよう

職場に新しい風を吹き込む為、次の質問について考えてみましょう。

  1. 普段の仕事ではどのようなアプローチをしていますか?
  2. 異なるアプローチを利用できるタイミングはありますか?
  3. どうすれば物事を総合的に考えられると思いますか?
  4. 仕事上でどんな逆説があると思いますか?
  5. 常識だと考えていることはどのようなことですか?
  6. 何が成果の違いを生むと思いますか?
  7. どうすれば他者を巻き込むことができると思いますか?

以上、7つの質問について考えることで、普段見ている景色を変えることができるかもしれませんね。

 

仕事だけでなくチェスにも通じる考え方

定石からクリエイティブな戦略へ

今回のクリエイティブなアプローチに関するトレーニングを受講している中で、これはチェスにも通じる考え方だなと思いました。チェスにはこのような格言があります。

序盤は本のように、中盤は奇術師のように、終盤は機械のように指しなさい

序盤までは記憶を頼りに定石通りに指すことができますが、中盤からは直感的かつクリエイティブに駒を動かしていくことが必要です。その時に常識に囚われることなく、自由に指すことができたなら、チェス棋士として強くなれますよね。

チェスに通じるこのトレーニング内容をしっかりと理解し、今後の人生に活かしていきたいと思いました。

 

まとめ:人間であるからこそクリエイティブな発想を大切に

以上、社内トレーニングを受講して学んだことについて書いてきました。直感的かつ想像的に考える4つのポイントをおさらいすると、

  1. 総合的に考える
  2. 逆説的に考える
  3. 常識を疑う
  4. 他者を巻き込む

という4つにまとめられます。この4つのポイントを忘れず、常日頃から新鮮な目で世の中を見ていけば、直感的かつ想像的な人間になれるのではないかと思いました。これからAIがますます進化し、論理的な能力で人間が勝てなくなるとしたら、クリエイティブさでは負けないようにしていきたいですよね。

皆さんもぜひ、職場や家庭の中でこの4つのポイントについて考えてみてはいかがでしょうか。

終わりに

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。この記事の内容が少しでも皆さんの参考になれば嬉しいです。

これからも学んだことや役に立つことを書いていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

それでは、また。

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海馬
「無知の知」を自覚し、学び続けています。 増やした知識が単なる記憶の蓄積とならないように、ブログ「知識の海から」を立ち上げました。 学んだことや考えたことをアウトプットしていきます。英語が好きで、独学でTOEIC955点。英国と米国に滞在経験あり。2020年秋に産能大学卒業予定。学べる環境に感謝。