【選択的な無防備さ】職場で良好な人間関係を築く|感情とうまく付き合うこと

どうも、海馬(@Transtier)です。

社内教育の一環として、職場での感情コントロールについてのトレーニングを受講しました。人間は感情的な生き物であるとよく言われますが、職場のマネジメントをする立場として、非常に良い学びとなりましたね。

社会人になってから10年以上が経過し、これまで多くの人と共に仕事をしてきました。特に僕は異業種間での転職も2回経験しているので、それによっても多様なタイプの人と関わることができました。今回は職場における感情の出し方によって、3タイプに分けて考えていきます。

  1. 過剰
  2. 過少
  3. 適切

感情表現は過剰すぎても過少すぎても良好な人間関係を築くことができません。今回は適切な感情表現といえる「選択的な無防備さ」を身につけることについて書いていきたいと思います。

 

感情は人間らしさの一部

仕事に感情を持ち込むのはいけないことか

ビジネスライク」という言葉がありますが、これはビジネスで成功する為には感情的に物事を判断するのではなく、損得勘定で合理的に判断することが大切だという考え方ですね。私情を挟まずに能率的に行動することが美徳とされています。

仕事に感情を持ち込むことはビジネスの妨げになると考えられていますが、皆さんの周りはどうでしょうか。僕がこれまでに経験した職場にも、やはり感情的な人というのは一定数存在していましたね。

感情をオープンにした方が信頼できる

同僚と適切な距離感を持ってうまく付き合えるなら問題ありませんが、あまりにビジネスライクすぎるのも考えものです。常に冷静で腹の底を見せない相手に対すると、信頼感や連帯感が生まれづらく、信用できないと考えてしまいがちだそうです。

少し隙を見せたり、本音をこぼしたりするくらいの方が周りとうまく付き合っていけるようですね。

 

感情表現のバランスを身につける

打ち明け過多は周りを振り回す

職場の人間関係を壊す人の中には、感情表現が過剰気味になっている人がいます。嬉しかったことなどであればまだマシですが、愚痴や不平不満、他人の悪口などの苛立ちをあからさまに出すタイプの人がいると、周りも同じようにストレスを感じてしまいます。

前職の上司がこのタイプで、目の前で舌打ちをしたり、ノック式ボールペンをカチカチ鳴らしたり、ぶつぶつ文句を言ったりするので非常に辛かったですね。

打ち明け過少は周りとの連帯感が生まれにくい

反対に、職場でまったく感情表現をしないタイプの人も人間関係を構築するのが難しくなります。いわゆるビジネスライクと言えるのかもしれませんが、あまりにもクローズな対応をされると、相手も自分を信頼していないと思ってしまいますよね。

感情を剥き出しにして欲しいとは思いませんが、やはりある程度は思っていることや考えていることをオープンにして欲しいなと思います。

「選択的な無防備さ」を身につける

感情表現が過剰でも過少でもなく、ちょうどいい状態をトレーニング内では「選択的な無防備さ」と呼んでいました。つまり、自分の感情を少しだけ相手に見せることにより、相手からも信頼されやすく、人間関係をうまく構築できる状態のことを指しています。

次から、感情表現をうまく行う為の4つのポイントについて紹介していきます。これは特にイライラとした感情を多く出してしまう過剰タイプの人が自分を落ち着ける為の方法だと思って頂ければと思います。

 

感情表現をうまく行う4つのポイント

1. 感情を説明する

イライラしている時は、自然と攻撃的な態度になってしまいがちですよね。先ほど挙げた上司の例もそうでしたが、目の前で相手が舌打ちをしていると、自分が原因で相手を怒らせてしまったのではないかと不安になってしまいます。

そこで「ホットコーヒーを買うつもりがアイスコーヒーを買ってしまった」というように状況を説明することで、少なくとも自分が原因ではないと相手に思わせることができます。感情を漏らすのではなく、説明することで感情を整理し、イライラを収める効果もあります。

2. 感情の裏側を理解する

周囲の人に対してイライラするようになった場合、まずはなぜ自分がイライラしているのか理由を考える時間を持つことが大切です。僕も経験がありますが、出荷時間に間に合いそうにない状況なのに、メンバーが状況を理解していないように見えた時、ついイライラしてしまったことがあります。

こういう時はイライラしているのは出荷を間に合わせたいからなんだと自分が理解し、メンバーにも状況を説明して作業のペースを上げてもらえるように伝えるということが良かったんだなと思いました。

3. 相手の立場になって考える

感情や気持ちを打ち明けたい時は、相手の立場になって考えることを意識する必要があります。自分が言いたいだけの愚痴や不満を相手にぶつけたら、相手はどういう気持ちになるのか。

相手が理解して協力してくれると思うなら打ち上げ、相手が困ると思うなら打ち明けずに処理する方向で考えた方がチームも円滑にまとまるのではないでしょうか。

4. 前向きな提案をする

先ほどもそうですが、自分の意にそぐわない状況や人に対してイライラしている場合は、その状態を変える為に前向きな提案をするように心がけた方がいいです。否定的な言葉や態度では自分も嫌な気持ちになりますし、相手も頑なになってしまいますよね。

相手のことを考えつつ、状況も心配している。そのどちらも良くする為にはこうしてみてはどうか。

そういう提案をできないか考えてみることがマネジメントする立場では必要かもしれませんね。

 

まとめ:自分の感情をコントロールする

以上、感情をコントロールして職場の人間関係をうまく築くことについて書いてきました。やはり自分の気持ちを素直に表現し、自由に話せる職場は幸せですし、生産性も向上していきます。

自分が感情を出しすぎているなと思うなら、感情を表に出しすぎないように意識すること。そして、感情をほとんど出していないと思うのであれば、同僚に対して心を開き、無防備な瞬間を見せるようにしてみることも大切ですね。

特にマネジメントをする立場の人間が感情に振り回されている姿を同僚や部下に見せることは百害あって一利なしなので、アンガーマネジメントと一緒に感情コントロールをぜひ覚えていきたいところです。皆さんもぜひ、職場でのコミュニケーションを振り返ってみてはいかがでしょうか。

終わりに

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。この記事の内容が少しでも皆さんの参考になれば嬉しいです。

これからも学んだことや役に立つことを書いていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

それでは、また。

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